こんにちは。
大阪府堺市北区金岡町のしらさぎフジタクリニック、院長の藤田です。
寒くなってくると、診察室でも
「最近、膝がズキズキする」
「朝起きたときに腰が固まったように感じる」
「寒い日は肩や関節がいつもよりつらい」
といったご相談をいただくことがあります。
「気のせいでしょうか?」と聞かれることもありますが、寒い季節に関節の痛みやこわばりを感じる方は実際にいらっしゃいます。
ただし、「寒さそのものが膝痛や腰痛を直接引き起こす」と単純に言い切れるわけではありません。
気温だけでなく、寒い時期の活動量の低下、体を縮めるような姿勢、筋肉のこわばり、そしてもともとの膝や腰の病気など、さまざまな要因が関係している可能性があります。
今回は、寒い季節に膝や腰の痛みが気になる方に向けて、考えられる背景、自宅でできる対処法、そして整形外科を受診した方がよい症状について解説します。
寒くなると膝や腰の痛みを感じやすいのはなぜ?
天候と関節痛・腰痛の関係については、これまで多くの研究が行われています。
現時点では「気温が下がれば必ず痛みが悪化する」という明確な関係が証明されているわけではありません。
一方で、寒い季節には生活や体の動き方が変わり、それが膝や腰の症状に影響している場合があります。
1.寒くなると体を動かす機会が減りやすい
寒くなると、散歩や買い物など外出する機会が減り、自宅で過ごす時間が長くなりがちです。
体を動かさない時間が続くと、筋力や関節の動きが低下し、膝や腰の負担を感じやすくなることがあります。
特に変形性膝関節症などでは、その方の状態に合わせた適度な運動を継続することが重要です。
2.筋肉や関節のこわばりを感じやすくなる
寒い時期は、無意識に肩をすくめたり、体を丸めたりする姿勢が増えることがあります。
また、長時間同じ姿勢で過ごすことで、筋肉や関節のこわばりを感じる方もいらっしゃいます。
「朝起きた直後がつらい」
「長時間座ったあと、立ち上がるときに痛む」
という場合には、急に動くのではなく、痛みのない範囲から少しずつ体を動かしてみましょう。
3.もともとの膝や腰の病気が隠れていることもあります
膝や腰の痛みを「寒くなったからだろう」と考えていても、実際には変形性膝関節症、腰椎の変性、神経の圧迫、骨粗しょう症に関連する骨折など、別の原因が関係している場合があります。
特に、痛みが何週間も続いている、以前より強くなっている、日常生活に支障が出ている場合には、季節のせいだけにせず一度診察を受けることをおすすめします。
当院では、腰痛、関節痛、しびれ、骨折・捻挫・打撲など幅広い症状を診療しています。
自宅でできる膝・腰の寒さ対策
急なけがや強い腫れなどがなく、慢性的なこわばりや軽い痛みであれば、自宅でできる対策もあります。
体を冷やしすぎない
お風呂にゆっくり入ったり、暖かい服装をしたりすることで、筋肉の緊張やこわばりが楽になる方もいます。
カイロや温熱器具を使用する場合は、低温やけどを防ぐため、直接肌に長時間当てないようにしてください。
ただし、膝が急に赤く腫れている、熱を持っている、けがをした直後などは、自己判断で温め続けず医療機関にご相談ください。
痛みのない範囲で体を動かす
「痛いから動かない方がいい」と考え、必要以上に安静にしてしまう方もいらっしゃいます。
しかし、慢性的な腰痛や変形性関節症では、症状に合わせながら日常生活や適度な運動を続けることが大切です。
例えば、
- 無理のない範囲で散歩する
- 椅子に座った状態で膝をゆっくり伸ばす
- 長時間同じ姿勢を続けない
- 朝起きる前に足首や膝を軽く動かす
といった方法から始めてみることもできます。
ただし、痛みを我慢して無理に運動する必要はありません。
運動によって痛みが強くなる場合や、どの程度動いてよいのか分からない場合には、医師にご相談ください。
こんな膝痛・腰痛があるときは整形外科へ
膝痛や腰痛の多くは緊急性の高いものではありませんが、次のような症状がある場合には、一度医療機関で原因を確認することをおすすめします。
- 痛みが数週間続いている
- 日常生活や睡眠に支障が出ている
- 膝が腫れている、熱を持っている
- 歩くことや体重をかけることが難しい
- 足にしびれがある、力が入りにくい
- 転倒やけがをしてから痛みが続いている
- 夜間にも強い痛みが続く
- 発熱など、痛み以外の症状もある
また、腰痛とともに両脚の強いしびれや脱力、股の周囲の感覚低下、排尿・排便の異常などがある場合には、早急な診察が必要になることがあります。
「もう少し様子を見よう」と我慢しすぎないことが大切です。
転倒したあとの痛みは「年齢のせい」と決めつけないでください
寒い季節は、路面の状態や厚着による動きにくさなどから、転倒することもあります。
特にご高齢の方や骨粗しょう症のある方では、転倒後に骨折が起きている場合があります。
「歩けるから大丈夫」
「少しぶつけただけだから」
と自己判断せず、転倒後から痛みが続いている場合には医療機関で確認してもらいましょう。
しらさぎフジタクリニックでは内科と整形外科の両方を診療しています
しらさぎフジタクリニックは、堺市北区金岡町・白鷺駅近くで、内科・整形外科・訪問診療を行っています。
膝や腰の痛みで受診される方の中には、高血圧や糖尿病などの生活習慣病、骨粗しょう症についても心配されている方がいらっしゃいます。
整形外科の症状だけを見るのではなく、普段の体調や持病についてもあわせてご相談いただけます。
当院の整形外科では、首・肩こり、腰痛、関節痛、しびれ、骨折・捻挫・打撲などの診療を行い、症状に応じてレントゲン検査などを行っています。
膝や腰の痛みで通院が難しい方には訪問診療も行っています
膝や腰の痛み、筋力低下などによって、
「一人でクリニックまで行くのが難しくなってきた」
「家族が付き添わないと通院できない」
という方もいらっしゃいます。
しらさぎフジタクリニックでは、堺市内を中心に訪問診療を行っています。
訪問診療は、通院が困難な方に対して、医師があらかじめ診療計画を立て、定期的にご自宅や施設へ伺う診療です。
ご本人だけでなく、ご家族からのご相談も受け付けています。
「年だから仕方ない」「寒いから仕方ない」と我慢しすぎないでください
膝や腰の痛みが続いていても、
「年齢のせいだから仕方ない」
「寒い時期だから暖かくなるまで我慢しよう」
と受診せずに過ごしている方も少なくありません。
しかし、膝痛や腰痛は原因によって対処方法が異なります。
まずは痛みの状態や原因を確認し、その方に合った治療や生活上の対策を考えることが大切です。
寒さが本格的になるこれからの季節、膝や腰の痛みが続いている方はお気軽にご相談ください。
しらさぎフジタクリニックへのご相談・ご予約
当院は大阪府堺市北区金岡町にあり、南海高野線白鷺駅 東出口から徒歩5分です。
膝や腰の痛み、関節痛、しびれなどでお困りの方は、整形外科へご相談ください。
通院が難しい方や、ご家族の通院についてお困りの場合は、訪問診療についてもご相談いただけます。
しらさぎフジタクリニック
院長 藤田 周作
〒591-8022 大阪府堺市北区金岡町1414-2

